
ディクシアの新高値ブレイク投資術2021年8月
8月の日経平均は28,000円台で終了し、半年ぶりの陽線を描きました。一方、マザーズも1,000ポイントを割れたものの、下ひげ陽線となり1,100ポイント台で取引を終えました。夏枯れ相場の横ばいとはならず、株式市場は反転の様相を呈しました。
8月は7月同様にトレード数を控え、好調な保有銘柄のウォッチや新高値を付けたごく一部の銘柄への投資に限って取り組みました。BTCも7月末の4万ドルから、8月末は5万ドルを回復し続伸。株価の先行指標としても見ていますが、いったん相場は底打ちしたようにも見えます。
オメガファンド2021年8月末の運用成績
2021年8月:総資産額に対して+14.21% (実現損益ベース)

オメガファンドの第2Qの2か月目は、黒字転換。
リスクヘッジの空売りも8月初旬に手仕舞いし、保有銘柄の売却や買い増しなどの循環トレードに徹しました。取引額の大きかったのは継続保有中の海運株や7月中旬の勉強会で紹介した壽屋などでした。
8月の決算ピークが一巡し相場は好況に入りつつあります。7月に書いた「難しい時期は大怪我をせず耐えることが肝心で、乗り越えれば楽に儲けられる時期が来る」という相場に転換したかもしれませんが、個人的にはアクセル半分程度で7月以降も積極的な買いポジションは控えています。
性格的に私は大きなリスクを嫌う投資家であり、過熱している相場は引いて見るからかもしれません。チャートの形が整ったところで知っている銘柄を買い増していく方が性分に合っています。毎週チェックする新高値銘柄でも週に一つお気に入りの銘柄が見つかればOKで、時間効率を優先した投資をいかに行うかを今は考えています。
そのようにして見つけた銘柄をウォッチリストに入れて、日々追いかけていく。その辺のルーティンは記事「日々の投資活動で大切にしていること」にも書いているので、良ければ読んでみてください。
ディクシア流投資術「8月の反省点」前月の振り返り
まず、先々月(7月)の反省点は下記の通りでした。
1は禁止事項としたので今後は発生しないでしょう。2・3も意識してトレードを行ったので、先月よりは投資家として着実に成長したのではないかと実感しています。
1.両建てでの取引は行わない
2.チャートの形や決算速報は日々丁寧に確認する
3.相場つきを考え、無理なトレードは行わない
(ディクシアの新高値ブレイク投資術2021年7月)
8月の振り返りとして、10%ルールで切られた鉄鋼株や、決算後の下落で上昇まで持ちきれなかったJエレベータなどもありましたが、リスクヘッジの観点からは当然の対応でした。1勝4敗でも一つの大勝を手にできれば、通算でプラスにできるという実感は、昨年の第1期での大きな学びになっています。
その上で、9月相場でも考えたいのは以下の通り。
過去何度も課題にしている「急激な下落に対する逆指値設定」は、相場が活況なだけに日々意識しています。
- 好調な相場では、利確/損切後も再度inのタイミングをチャートで測る事が大事
- チャートの形や決算速報は日々丁寧に確認する(継続)
- 相場つきを考え、無理なトレードは行わない(継続)
2021年9月の投資実践予定

現在のオメガファンド保有株は、春先から買い増し中の海運株を中心に、情報通信・サービスなどが一部追加されました。活況な相場でもあるため、試し玉から入り、ベースの形成ごとに2~3回に分けて買い増しを行う手法を取っています。
経験則的にもこれが損切りの被害額も少ないし、利益も大きく伸ばしやすいと感じています。逆に上場来高値を付けた銘柄といえども、そこから一発で飛び込むのはリスクが高く好きではありません。何度かベースを作りながら上場来高値を付ける銘柄を選んで取り組みたいですね。
海運株は目を見張るほどの上昇。モメンタムだけで言えば、去年のチェンジを思い出します。同銘柄は昨年1番稼いだ銘柄でしたが、トレード回数が多く、無駄な動きのせいでロスも多く発生しました。今回の海運株はその経験を持って臨んでいます。「動きは少なく稼ぎは大きく」を目指して取り組みます!
【免責事項】
・本ブログの内容はあくまでディクシア個人の考察です。投資等の最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願い致します。
<過去記事>
・ディクシアの新高値ブレイク投資術2020年8月(1年前の月次速報)
・ディクシアの新高値ブレイク投資術2021年3月(前期の本決算)
・2020年の悪かったトレード事例と反省点