ディクシアの新高値ブレイク投資術2023年6月
「オメガファンド」第4期第一四半期が終了しました。6月は主要国株式市場が堅調。日本株は円安、金融緩和継続、ガバナンス改革期待から海外投資家の買いが続き、大幅続伸。米国株はFRB利上げ示唆もソフトランディング観測で上昇、欧州市場も同様に上昇しました。
日経平均終値は33,100円台、先月比2,300円上昇、2か月で4,100円上昇と過熱相場に。マザーズ指数は810pt台と10%弱上昇。ビットコイン（BTC）も$27,200から$30,500台へ10%上昇。FRBによるバイナンス、コインベース訴訟一時下げも悪材料出尽くし感やブラックロックのBTC現物ETF上場申請で大きく上昇。日本株の強さが目立つ中、相場全体としてリスクオンの様相呈しています。
2023年6月オメガファンドのパフォーマンスレポート
2023年6月：総資産額に対して+11.83% (実現損益ベース)
オメガファンド第4期の第一四半期は累計+11.83%でした。所感として、6月中旬の大きな含み益が、月末にかけての急落で減少。特にLink-Uやシキノハイテックなどボラティリティの大きいグロース株で上手に利確できていれば、利益を伸ばせたと反省しています。
四半期を通じて見ると、4月のHEROZ以外は大きな損失なく、利益を積み上げる事ができました。今期は2022年の反省から下記の4点等を意識し、小まめに利確やポジション調整を（恐らく他の人以上に）行っています。2023年年初からは、確定利益で現在+41.14%という成績となりました。
- 相場観
- 指標が動きやすいイベント
- チャートの形
- 陽線陰線と出来高
前月のプラス・マイナス寄与銘柄の振り返り
（単月：プラス寄与）
１．スタメン 4019
２．フジクラ 5803
３．テイツー 7610
（単月：マイナス寄与）
１．シキノハイテック 6614
２．エスケーエレクトロニクス 6677
前述のシキノハイテックは、事業内容が有望だと判断している事から適切なタイミングでの売却が出来ず、大きな利益→損失にしてしまいました。これは大きな反省点です。Link-Uもプラスで終わりましたが、もっと利益を取れた銘柄であり、この二つの反省から利確方法を今後変更する事にしました。
具体的には「買値から10%上昇時の一部利確」を持ち株の約10~20%→25~30%に変更します。第2弾の一部利確を行う「買値から20%上昇時」も同様です。もう少し早く気づいていれば、恐らく今年の利益も+10%は出来ていたはずですが、ようやく気付いた改善点にしたいと思います。
第一四半期のプラス・マイナス寄与銘柄の振り返り
四半期で見ると、プラス寄与はテーマ性の高い銘柄が並びました。私の傾向としては専門ではない「機械」セクターが好みです。その理由は、次の3つです。①投資家視聴率が高くない事、②テーマ性のある話題を毎日チェックしており国策業種へ意識がある③PBR1倍割れなどバリュー株への見直し
（四半期：プラス寄与）
１．ＪＶＣケンウッド 6632 （米国通信機器見直し）
２．デンヨー 6517 （建設関連・屋外発電機）
３．スタメン 4019 （働き方改革、DX）
４．Ｆｉｎａｔｅｘｔホールディングス 4419 （フィンテック、DX）
５．フジクラ 5803 （送電線、データセンター）
（四半期：マイナス寄与）
１．HEROZ 4382
２．ウェルネット 2428
３．エスケーエレクトロニクス 6677
2023年7月の投資戦略と実践計画
前述のパフォーマンスレポートの項で書いた「指標が動きやすいイベント」として、7月は米FOMCと日銀の政策決定会合が月末25日前後にあります。米国の利上げは既定路線と考えますが、日銀によるYCCの変更が行われる可能性もあり、月末のポジションは控えめにする予定です。
個人的には、7月に入り第1週でポジションを大きく減らしました。夏枯れ相場という言葉が相応しい状況のため手持ち銘柄が少ない状況を活かして、今後期待できる銘柄の発掘に勤しんでいます。
投資戦略としては、まず、あまり欲張らないこと、次に決算シーズンに向けて研究済み銘柄の見直しや新銘柄の発掘に注力する月にしようと考えています。お祭りはいったん終わり、小休止すべき時ではないでしょうか？
＜過去記事＞
・2023年の注目投資テーマと戦略【毎月更新】
・新高値ブレイク投資塾、入塾3年後の感想・評判について
・ディクシアの新高値ブレイク投資術2023年3月(前期の本決算)
【免責事項】
・本ブログの内容はあくまでディクシア個人の考察です。投資等の最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任）でお願いします。
・オメガファンドはディクシアが成績公開のために創出した架空ファンドです。
