ディクシアの新高値ブレイク投資術2023年5月

「オメガファンド」第4期の2か月目。5月の主要国株式市場では、日本株が上昇。米国株はハイテク株の堅調さもありましたが、FRBの金融引締め長期化や債務上限問題により下落。欧州株はECBの利上げ懸念で下落しました。一方、日本株は景気安定や金融緩和策の継続に期待があり、海外投資家の買いが増えてバブル崩壊後の高値を更新しています。

日経平均は月の終値が30,800円台で、先月比で約1,800円もの急上昇。マザーズ指数は750pt台で横ばいでした。先行指標として考えるビットコイン(BTC)も、$29,200から$27,200台へ下落。相対的に見て、米国株や仮想通貨に比べ、日本株の強さが際立つ月になりました。

2023年5月オメガファンドのパフォーマンスレポート

2023年5月:総資産額に対して+4.78% (実現損益ベース)

オメガファンド第4期の2か月目は+4.78%の成績を収めました。先月述べたように、今年はインフレによる相場好転を予想し、5月も資本金を増額。日経平均は1,800円上昇する一方、成長株は上昇しない厳しい状況でした。利益を確保したものの、対指標比ではマイナスパフォーマンスとなりました。

これまでの過去3期は春先マイナス圏であることから、滑り出しとしては悪くありません。損切を小まめにおこない、利益を伸ばす。特に「資金効率」を意識して、トレードに取り組みたいと考えています。なお、2023年は年初から見ると好調で、ここまで+34%という成績です。

前月のプラス・マイナス寄与銘柄の振り返り

(単月:プラス寄与)
1.JVCケンウッド 6632
2.デンヨー 6517
3.エンプラス 6961

(単月:マイナス寄与)
1.ウェルネット 2428
2.シキノハイテック 6614

4月の記事に書いたように、決算を跨ぐのは機械や電気機器などのバリュー株に限定したことから、上記ランキングもほぼ製造関係の会社に。今期通期予想が思わしくない銘柄が、マイナス寄与に並んでいます。保守的な会社も多いため、仕方ありません。

一方、先月取得を書いたJVCケンウッドが+25%の上昇。毎月更新しているテーマ株の記事でも書いたように米国がファーウェイなどの情報傍受疑惑に端を発し、外国通信機器の再審査を発表したことからテーマ株としてVCPの底で取得した銘柄でした。

「令和の時代」に逆行する取組みですが、22年末から日経新聞を毎朝読んでいます。業界ごとの注目ニュースや、息の長いテーマは何か。以前より理解が深まりました。速読で約30分かかりますが、投資行動の一つとして有益だと考えています。

2023年6月の投資戦略と実践計画

決算シーズンも通過し、米国のデフォルト問題が解決したことから、市場にお金が戻っています。日本株は5月度より海外勢の資金流入が続き、日経でも「中国人日本株ETF買い」や「米株ETF流入減」などの記事が並び、米国→日本への資金シフトが行われた事が分かります。

日経平均はバブル後最高値の32,000円を突破し、加速度的に上昇しています。また、6月2日の米国市場ではラッセル2000小型株指数が急騰し、成長株への資金シフトも予感させます。

相場の揺り戻しはどこかで来ると思いますが、投資方針は順張りで通常よりポジションを多くとり相場に臨む予定です。東証が提唱する”価値創造に着目した新指数「JPXプライム150指数」”にも注目しており、海外勢は本指数の銘柄へ入ってくると予想しています。

機械系が多かったポートフォリオも、上記指数の筆頭銘柄や成長株を取得したり、リバランスを行っています。今月13日のFOMCと米国CPI、日銀の政策決定会合もその数日後に控えるため、その前後ではポジションの調整をするかもしれません。

<過去記事>
2023年の注目投資テーマと戦略【毎月更新】
ディクシアのおすすめ株式投資本!
ディクシアの新高値ブレイク投資術2023年3月(前期の本決算)

【免責事項】
・本ブログの内容はあくまでディクシア個人の考察です。投資等の最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願いします。

“ディクシアの新高値ブレイク投資術2023年5月” への1件の返信

  1. 先日の勉強会遅刻の上、挨拶もせず早退したcharlieです(汗)。グループの皆様にも大変ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。投資塾の学びに基づいた非常に伝わりやすい、理路整然としたスマートな銘柄発表とても参考になりました。自分の資料の説明不足を痛感しております。どうもありがとうございました。

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