ディクシアの新高値ブレイク投資術2021年10月

岸田政権が誕生した10月の日経平均は29,800円台で終了し、大きな下ひげを描くも陰線となりました。月初に日経平均が10%以上下がるボラティリティの高い展開で、マザーズも下ひげを付けて先月同じ1,100ポイント台。インデックスはある程度戻りましたが、決して強い動きとは言えない状況です。

10月は前述の月初の下げで、長期保有中の超小型銘柄を除き全銘柄を売却。売却後は相場も強くないため、11月にまたがり1か月超のお休み期間に。これは新高値ブレイク投資塾入塾後はじめての長期休暇でした。先行指標のBTCは、月初の$48,300から、$66,900を付け月末は$61,300と20%以上続伸しています。

オメガファンド2021年10月末の運用成績

2021年10月:総資産額に対して+58.21% (実現損益ベース)

第3Qの初月のオメガファンドは、黒字が伸長しました。
そして、前年第1期の収益ペースも超過、これは本当に喜ばしい事です。
しかし、反省点が多いのが10月度のトレードでした。早速振り返ってみましょう。

まず、先月同様に利益の大半は海運株でした。今年の頭からこつこつ増やしたものを全て売却。これが利益の源泉です。一方で反省点の最たるものは、獲得できた利益を想定以上に減らしてしまった事。普段から心掛けているトレーリングストップが甘かったためです。

(画像)郵船は約40%急落。逆指値の売り注文が徐々に約定したが、早い見切りもできたはず

海運指数が10月頭の急落時点では大きく崩れてなかった事も一因です。一時的な急落と考えていた分、少し大きめに取っていたトレーリングストップの底で切られる形になりました。昨年のチェンジもそうですが、「急落時は一気」に来ますね。痛いですが、良い勉強になりました。常に「相場が正しい」のです。

一方で、良かったこともありました。それも前年のチェンジの経験から来るものですが、「急落後にじたばたトレードしなかった」こと。Dukeさんも常々動画で話されていますが、一度死んだ市場牽引株は容易に蘇生しません。今回の海運株も死んだと判定できる急激な下げを示現していたと思います。

1年前の20年10月の記事では『波乱の10月。 (中略) 3か月連続の黒字での収支も、今回は単月で赤字に。(中略)この反省を活かして爆益につなげるための振り返り、早速いってみます』と書いています。今回は海運株の利益を期待通り100%得られてはいませんが、無駄なトレードが無かったことで利益を維持できました。成長です。

ディクシア流投資術 ~前月の振り返り~

先月挙げた課題は下記の通りでした。
前述の通り急激な相場環境の悪化で10月中旬以降のトレードはお休み。11月2週目に入って少しずつVCPや決算銘柄で期待の大きいものにエントリーを開始しました。

1.相場つきを考え、無理なトレードは行わない(継続)
2.チャートの形や決算速報は日々丁寧に確認する(継続)
3.決算銘柄は焦ってエントリーせず、ローリスクポイントがあればエントリーする。VCP(ボラティリティの収縮)発生後を狙う。

(ディクシアの新高値ブレイク投資術2021年9月)

そして、今月の課題は下記の通りです。

  • 相場つきを考え、無理なトレードは行わない(継続)
  • 逆指値などのトレーリングストップを徹底する

2021年11月の投資実践予定

10月のお休み期間を経て、11月は上の課題に書いた通り、控えめにトレードを行う予定です。

一時期に比べ相場は良化しているようですが、中国恒大の破綻がほぼ決定的で次の展開が個人的には見えていません。今は戦線を肥大化させず、いつでも撤退できるよう相場に取り組むのが良いと考えています。戦局を見極めてから本軍を送り込みたいですね。勝利を焦ってはいけません(自戒)。

ですので、今月はトレード数を抑え、次の好機を待ちたいと思います。良い銘柄を発掘しながら、日々株価チェックをし、新高値ブレイク投資塾の推薦書籍や動画で勉強に努めるという普段のルーティンに戻ります。


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【免責事項】
・本ブログの内容はあくまでディクシア個人の考察です。投資等の最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願い致します。

<過去記事>
ディクシアの新高値ブレイク投資術2020年10月(1年前の月次速報)
ディクシアの新高値ブレイク投資術2021年3月(前期の本決算)
「オメガ(Ω)ファンド」2022年3月期 第2四半期決算短信

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